第115回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会

演題登録

演題登録期間

2025年6月4日(水曜日)正午 ~2025年7月9日(水曜日)正午迄
~2025年 7月23日(水曜日)正午迄
※演題登録期間を延長しました。

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演題登録方法

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主題(シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップ、女性内視鏡医の会との合同ワークショップ)の演者数は、発表者を含めて5名までといたします。演題登録についての注意事項は登録ページに記載いたします。演題応募についての注意事項は上記登録ページに記載いたします。ご不明な点がありましたら
第115回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会運営事務局までメール(jgeskinki115@sunpla-mcv.com)でお問い合わせください。

すべての発表はPCプレゼンテーションとします。スライド発表はできませんのでご注意ください。

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募集演題

〈シンポジウム〉(公募)
日本人の胃は変わったか?上部消化管腫瘍の内視鏡診断と治療の変遷と展望

司会:北村 陽子(市立奈良病院 消化器肝臓病センター・消化器内科)
   土肥  統(京都府立医科大学 消化器内科)
   辻井 芳樹(大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学)

 日本における上部消化管腫瘍の診断と治療は、この数十年で大きく変化した。特に、生活習慣の変化やH. pylori感染率の低下に伴い、胃内環境や疾患の発生様式にも変化が見られている。また、内視鏡診断技術の進歩により、早期胃癌や食道癌の発見率が向上し、低侵襲治療の適応が拡大した。
 本シンポジウムでは、「日本人の胃は変わったか?」という視点から、上部消化管腫瘍の診断および治療の変遷を振り返り、現状と今後の展望について議論する。H. pylori除菌の普及が胃腫瘍の発生に及ぼした影響、P-CabやDOAC、抗PD-1抗体など薬物治療がもたらす作用、画像強調内視鏡やAIを用いた内視鏡診断の進歩、ESDは勿論、浸水下EMR、全層切除といった低侵襲治療法の発展など、多角的な観点から最新の知見を共有したい。消化器内視鏡診療の未来を見据え、日本人の胃の変化をどのように理解し、臨床に生かすべきかを考える機会になるよう、多くの先生方のご参加と活発な議論を期待している。

〈シンポジウム〉(公募)
日本人の腸は変わったか?下部消化管腫瘍の内視鏡診断と治療の変遷と展望

司会:村山 洋子(市立伊丹病院 消化器内科)
   山本 修司(京都大学医学部附属病院 消化器内科)
   吉田 直久(京都府立医科大学 消化器内科)

 高齢化や食生活の変化などの環境要因の影響により、日本における大腸がんの罹患率は依然として高く、それに伴い内視鏡診療の機会も年々増加している。近年の内視鏡技術の進歩により、これまで診断・治療が困難であった病変に対しても、より的確な診療が可能となっている。特に、画像強調内視鏡、拡大・超拡大内視鏡観察の発展に加え、診断を補助するAI技術の実用化が進んでいる。また、CSP、EMR、ESDといった治療法においても、新たなデバイスや手技の導入により、その精度が飛躍的に向上している。一方、大腸鋸歯状病変の適切な治療適応、小腸内視鏡の進歩に伴う小腸腫瘍についても注目すべき課題である。
 本シンポジウムでは、下部消化管腫瘍の診断と治療の変遷について、新たなエビデンスにつながる研究成果から、少数例における工夫まで、幅広い演題を募集する。これを通じて、今後の内視鏡診療の展望について、活発な議論を行う場としたい。

〈シンポジウム〉(公募)
炎症性腸疾患診療の変化を探る:
潰瘍性大腸炎・クローン病の内視鏡診断・治療の変遷と展望

司会:宮嵜 孝子(大阪医科薬科大学 内科学II)
   星 奈美子(神戸大学大学院医学研究科未来医学講座
         バイオリソースヘルスケア統合解析科学分野)
   西田  裕(大阪公立大学医学部附属病院)

 炎症性腸疾患の診療において、内視鏡は不可欠なモダリティである。内視鏡技術の急速な進化により、潰瘍性大腸炎やクローン病の診断・治療は大きな転換期を迎えている。カプセル内視鏡やダブルバルーン小腸内視鏡により小腸病変の評価が可能となったことや、特殊光や拡大内視鏡などによる病変評価が可能となり、病態の正確な把握や治療効果の客観的評価が進んでいる。さらには、ESDの出現により炎症性腸疾患関連腫瘍に対する内視鏡治療の幅が広がっている。一方で、診断基準の統一や治療戦略の最適化など、解決すべき課題も多い。
 本セッションでは、炎症性腸疾患に対する内視鏡診断・治療の現状、診療成績の向上や偶発症の低減を目指した取り組みなど、内視鏡的に炎症性腸疾患診療で遭遇する課題について幅広く演題を募集し、現在の課題や新たな知見を共有したい。

〈シンポジウム〉(公募)
胆膵腫瘍診療の進化と未来:内視鏡技術が切り拓く新たな可能性

司会:根引 浩子(住友病院 消化器(肝胆膵)センター)
   竹中  完(近畿大学 消化器内科)
   萬代晃一朗(京都第二赤十字病院 消化器内科)

 近年の内視鏡技術の進歩に伴い、胆膵腫瘍の診療は大きく変化している。経口胆管鏡の性能向上、超音波観測装置の技術進歩、画像強調機能、などにより画像診断の精度は著しく向上し、化学療法の進歩に伴い重要性が一層高まっている組織診断に関しても、ERCPやEUS-FNAなどでデバイスの開発や組織採取の工夫が行われている。治療面ではERCPに加えてInterventional EUSの選択肢が増えたことで、病態に応じた柔軟な治療選択が可能となり、様々なデバイスを用いた工夫が各施設で行われている。
 本シンポジウムでは、胆膵腫瘍の内視鏡診療における、各施設の現状や取り組み、従来の内視鏡技術を用いた工夫を発表していただき、今後の診療に役立つ有意義な議論を行いたい。少数例の検討も含め、多くのご施設からのご応募を期待する。

〈パネルディスカッション〉(公募)
炎症性肝胆膵疾患診療の最前線:疾患概念の変化や治療の進化と展望

司会:蘆田 玲子(和歌山県立医科大学 内科学第二講座)
   池浦  司(関西医科大学 内科学第三講座)

 炎症性肝胆膵疾患に対する内視鏡診療は、疾患概念の変化や新規内視鏡デバイスの登場とともに進化してきた。そのひとつに、急性膵炎の被包化壊死や慢性膵炎の膵石および膵管・胆管狭窄に対する内視鏡治療があげられ、硬化性胆管炎や術後胆管狭窄などの良性胆管狭窄の診断・治療においてもEUSやERCPは欠くことのできないモダリティとなっている。また、FNB針によるEUS下穿刺吸引生検は、自己免疫性膵炎などの病理情報を必要とする炎症性疾患の診断率向上に大きく貢献している。肝臓領域でも、門脈圧亢進に伴う食道・胃静脈瘤への内視鏡的結紮術や硬化療法だけではなく、近年では感染性肝嚢胞や肝膿瘍に対するEUS下ドレナージの報告も散見される。
 本セッションでは、このような肝胆膵領域の炎症性疾患に行われる内視鏡診療の現状を提示してもらい、今ある課題と今後の展望について議論したい。症例数を問わず、幅広い演題登録を期待している。

〈パネルディスカッション〉(公募)
UC・CDを除く炎症性消化管疾患の内視鏡診療:変遷と新たな疾患概念の展開

司会:横山 陽子(兵庫医科大学 消化器内科学講座)
   西田 淳史(滋賀医科大学 消化器内科)

 炎症性腸疾患(IBD)における診断と治療は目覚ましい進歩を遂げたが、狭義のIBDである潰瘍性大腸炎(UC)・クローン病(CD)以外の炎症性消化管疾患については、未だ十分に解明されておらず、診断や治療の標準化が課題となっている。広義の炎症性腸疾患には、感染性腸炎、虚血性腸炎、薬剤性腸炎(microscopic colitisや腸管膜静脈硬化症など)、好酸球性胃腸炎、腸管ベーチェット病、腸管型サルコイドーシス、CEAS、アミロイドーシス、膠原病・血管炎(IgA血管炎、ANCA関連血管炎、ループス血管炎など)の腸病変など多くの疾患が含まれ、内視鏡像からはUC・CDとの鑑別が問題となることをしばしば経験する。
 本セッションでは、これらの疾患に対する施設における経験症例の解析、診断方法や治療戦略などについて発表して頂き、内視鏡診療の変遷を振り返りつつ、画像診断の進歩やバイオマーカーの活用、新たな治療アプローチなどに焦点を当て、今後の診療の方向性を探れるような場になればと考えている。本セッションを通じて、未解決の課題を共有し、より精度の高い診断と治療の確立に向けた活発な議論および意見交換をしていただきたい。ぜひ、多くの先生方、ご応募ください。

〈ワークショップ〉(公募)
進行悪性腫瘍と向き合う内視鏡診療:役割の拡大と新たな可能性

司会:山本 幸子(大阪国際がんセンター)
   太田 高志(関西労災病院 消化器内科)

 進行悪性腫瘍における内視鏡診療の役割は、時代とともに変遷を遂げている。従来、内視鏡の主な目的は、術前の進行度評価や範囲診断、ならびに組織採取に限られていた。しかし近年は、遺伝子パネル検査を含む遺伝子変異の評価ががん診療に不可欠となり、内視鏡生検の重要性が改めて認識されている。また、免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象(irAE)の診断においても、内視鏡が極めて重要な役割を果たすようになっている。さらに、内視鏡的インターベンションの適応も拡大しており、食道癌に対する(化学)放射線治療後の遺残・再発病変に対するサルベージ内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)や光線力学的療法(PDT)が行われるようになり、消化管および胆道ドレナージにおいても、内視鏡を用いた低侵襲な手技の開発と臨床応用が進んでいる。
 本ワークショップでは、進行悪性腫瘍における内視鏡診療の役割に関する、最新の知見と今後の展望について議論したい。施設独自の取り組みや少数例の予備的な検討も歓迎し、多数の応募を期待する。

〈ワークショップ〉(公募)
少子高齢化社会における内視鏡診療:患者と内視鏡医の視点から考える課題と対策

司会:赤羽たけみ(宇陀市立病院)
   本庶  元(近畿大学医学部 消化器内科)

 少子高齢化が進む現状において、高齢者の消化器がん患者が増加している。このことは、併存疾患や意思決定の難しさ、認知症、フレイルといった問題が内視鏡診療に深刻な影響を及ぼす要因となっている。また、医師の働き方改革に伴い内視鏡医が不足しており、高齢になっても内視鏡診療を引退できない現状があり、若手医師を早期に育成する必要性や地域による内視鏡医の偏在といった課題も浮き彫りになっている。さらに、AIの導入など医療DXの推進による新たな働き方の模索も求められている。
 本ワークショップでは、内視鏡診療の未来のために、少子高齢化社会における内視鏡診療の課題やその解決策について議論を行いたい。患者や内視鏡医の視点から、各施設の工夫や取り組みを交えた幅広い演題の応募を期待している。

〈女性内視鏡医の会との合同ワークショップ〉(指定・公募)
内視鏡診療とSNS-SNSの上手い活用法とは-

司会:木下真樹子(国立病院機構南和歌山医療センター 消化器科)
   大本 俊介(近畿大学病院 消化器内科)

 近年、医療情報の発信・共有のツールとしてSNSの重要性が増しており、チーム内・診療科内での情報共有やスケジュール管理、病院間での情報共有、病院や学会等からの情報発信や情報共有としての利用がなされている。また、画像や動画を用いた症例共有や教育的コンテンツの発信も増加している。一方で、患者プライバシーの保護、誤情報の拡散防止、適切な情報発信の在り方など、医療者としての配慮すべき点も多くある。
 本ワークショップでは、内視鏡医がSNSを効率的に上手く活用するための具体的な方法や注意点について議論する。
 ライフタイムイベント期や若手教育などのキャリア支援におけるSNSの役割、オンライン上での情報発信における工夫などについても掘り下げたい。
 内視鏡診療の質の向上と、医療者同士の円滑なコミュニケーション促進に寄与するSNSの上手い活用法について、考える機会となれば幸いである。

〈一般演題〉(公募)

〈Fresh Endoscopist Session〉(公募、近畿支部奨励賞対象セッション)

研修医(卒後2年以内)からの教育的な症例報告

〈Young Endoscopist Session〉(公募、近畿支部奨励賞対象セッション)

専修医(卒後3-5年目迄)からの萌芽的演題(臨床研究・基礎研修・症例報告)

演題応募における倫理審査について

 本学会では、倫理指針(2023年版)及び関連資料等について2022年12月1日に改定し、2023年1月1日施行となりました。
 つきましては、2023年1月以降の演題募集受付(総会(第106回)及び支部例会から対象)から「JGES 演題登録時 Medical ethics 申請(2023年)」 (更新2022年12月1日) ※に基づいてご登録いただきますようお願い申し上げます。
 詳細につきましては近畿支部ホームページ(https://plaza.umin.ac.jp/jges-kinki/)の『倫理審査について』をご参照ください。

日本消化器内視鏡学会近畿支部例会における若手研究者の表彰について

 受賞対象者は、演題発表時に医学部卒後2年以内の『研修医』と卒後3年から5年の『専修医』です。合計8名程度を支部例会当日に選考し、評議員会で報告した上で表彰式にて表彰状と奨励金を授与します。さらに、上位5名の受賞者は翌年春の日本消化器内視鏡学会総会に招待され、旅費、宿泊費、学会参加費、評議員懇親会費が学会本部から支給されます。
 若手医師が発表する演題を一般演題と区別する必要がありますので、研修医は『Fresh Endoscopist Session』に、また専修医は『Young Endoscopist Session』に応募してください。 それ以外のセッションに応募された演題は選考対象になりませんので、演題申し込みの際には十分ご注意願います。多数の若手医師の応募を期待しています。

利益相反の開示について

 日本消化器内視鏡学会では、平成24年3月1日より、本学会における『臨床研究の利益相反に関する指針及び同細則』を施行しております。近畿支部においても、この指針及び細則が適用されますので、演題を発表される先生は近畿支部ホームページ(https://plaza.umin.ac.jp/jges-kinki/)の『利益相反(COI)について』を参照のうえ、運営事務局への申告書の提出ならびに発表の際の開示をお願いします。

演題登録に関するお問い合わせ先、COI申告書のご提出先

【運営事務局】

株式会社サンプラネット メディカル事業部
メディカルコンベンションユニット
〒112-0012 東京都文京区大塚3-5-10 住友成泉小石川ビル6階
TEL:03-5940-2614 FAX:03-3942-6396
E-mail:jgeskinki115@sunpla-mcv.com

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